高齢化社会での介護事業の倒産 なぜ?

今現在、未成年者の数は減少の一歩をたどり、これからの労働人口が格段に少なくなるのが目に見えており、今日の不景気の日本でも、新卒者雇用の人材確保のために各中小企業をはじめ、大手の会社でもあの手この手で若い労働力を求めており、中高年者の悲劇的な求人数に比べたら、格段の待遇をもって人材確保に力を入れているようです。なぜ若い人材を広く欲しているのかといえば、当然のことながら、会社の十年先、二十年先、もしくはそれ以上先にわたって会社の運営ができる人材を確保したいからです。高齢者が多くなるのに老人介護の会社が倒産するには、ちゃんと訳があります。それは、介護職の激務に対する給与の割合が他の業界に比べると格段に安く見積もらされてしまっているから。というのが主な理由なので、自然と労働力不足になり、倒産する羽目になります。それだけ今の介護職は、条件の良い他の業界に比べると、新卒者のような若い人材にとっては魅力に乏しくいのです。しかし、いくら介護関係の仕事が労働力不足に陥っても、まったくの経験のない中今年者の労働力をあてにするわけにはいきません。介護の仕事は、デリケートな老人を相手にする仕事の特性上、まったくの素人、ましてや何もスキルのない中高年の労働力をあてにするわけにはいきません。これからますます労働人口が減り、高齢者が多い社会になっても、介護の仕事に給与面も含めて魅力がなくては、日本は立ち行きません。国の援助が不可欠です。